本施設は、最新の技術を結集し資源の再利用は図られるよう配慮されており、粗大ごみと不燃ごみを効率よく破砕し、鉄・アルミニウム・可燃物・不燃物の4種類に選別する施設です。
施設配置図
粗大ごみ処理施設 処理フローシート
収集車で搬入されたごみは、破砕不適物、危険物、袋物及び生びんを事前に取り除いた後、受入ホッパに投入します。
投入されたごみは回転式破砕機で細かく破砕され、選別設備にて鉄・アルミニウム・不燃物・可燃物の4種類に選別回収されます。
まず、破砕されたごみの中に含まれている鉄類を磁選機・鉄類精選装置で選別。不純物が除去され純度の高い鉄として回収されます。
鉄を回収した残りのごみは、回転式選別機にて不燃物・可燃物及びアルミニウムを含む可燃物の3つにふるい分けられ不燃物と可燃物に選別されます。
アルミを含む可燃物は、さらにアルミ選別機にて、アルミニウムと可燃物に選別されます。
4種類の選別物は各々の貯蓄ホッパーに一時貯蓄された後、鉄・アルミは再資源化に、不燃物は埋立に、可燃物は焼却へと搬出車で各目的先へ運搬します。処理中に発生する粉じんは、集じん装置で捕集し、また悪臭は消臭剤供給装置で消臭を行い常に良好な作業環境を維持します。
運転操作は視界の広いガラス張りの中央操作室から搬入状況を監視するとともに、要所に設置したテレビカメラ等により施設全体の稼働状況を把握し、安全で円滑な運転ができるように配慮しています。
設備写真
中央操作室 |
受入ホッパ |
回転式破砕機 |
磁選機 |
アルミ選別機 |
回転式選別機 |
貯留ホッパ |
集じん機(サイクロン) |
施設概要
施設名称 | 岩手・玉山清掃事業所 粗大ごみ処理施設 |
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処理能力 | 8トン/5時間*1基 計8トン/日 |
破砕機形式 | 堅形高速回転式 |
工期 | 平成7年7月~平成9年3月 |